No.231


【雑学】ミサイル発射の時の識別コード

「Eagle one, fox two!」

 戦闘機が活躍する映画の中でよく聞く謎の言葉「フォックスツー!」。最近ではインディペンデンスデイですごいうるさかった記憶がある。

 謎の言葉の正体は友軍に自分が発射したミサイルの種類を知らせるための識別コード。
 「フォックス」の部分は「Fire」の「F」をNATOフォネティックコード(「A」がアルファ〔alpha〕になるアレ)で表した「Foxtrot」を略して「Fox」と言っている。
 その後の数字はミサイルの種類を表している。

FOX1

 セミアクティブレーダーホーミング方式のミサイル。戦闘機からのレーダー誘導を頼りに誘導される。
 ミサイルとしてはAIM-7「スパロー」が有名。(初期型は違うらしい)

FOX2

 赤外線ホーミング方式のミサイル。相手の熱を検出して自立して行動する。
 ミサイルとしてはAIM-9「サイドワインダー」が有名。(後期型には違うものがあるらしい)

FOX3

 アクティブレーダーホーミング方式のミサイル。自分でレーダー波を照射しつつ自立して行動する。  ミサイルとしてはAIM-120「アムラーム(AMRAAM)」が有名。