No.333
【雑学】年末調整と確定申告の違い
どちらも税金額を決めるものだが手続者と内容が違う
すごくざっくり書くと以下のようになる。
年末調整
雇用側が行う。
給与と被雇用者から提出された情報に従って書類を作成し、税務署と区役所(市役所)に提出する。
これによって翌年度に支払う税金が決まる。それに伴い源泉徴収として給料から特別徴収(天引き)される額も決まる。
加えて確定申告を行うことも可能。
被雇用者は会社から「給与支払報告書」が貰える。
確定申告しない人はこれで税金が決まる。
申告に使われる各種数値は
- 給与
- 給与控除や基礎控除などの各種控除
- 社会保険の控除
- 任意加入の保険の控除
- その他の各種控除
などから計算が行われる。
副業や保険の還付金などの収入があった場合、給料天引きで税金を支払うのがデフォルトのため、給与以外の収入も申告する必要があるケースがある。
- 保険の還付金や副業などの収入
これらの収入は給与からの特別徴収を行わず普通徴収として自分で支払うことが可能。
その場合は確定申告を行う必要がある。
確定申告
被雇用側が行う。
支出及び収入が年末調整だけで完結していない人が行う必要がある。
- 給与以外の収入の税金を普通徴収にしたい人
- 高額の医療費を支払っている人
確定申告の方が後から提出されるので、税金の額は確定申告の内容で最終的に決定する。
参考情報