No.259


【雑学】太陽光発電関連用語

投資してる人、レポート読めてないよなぁ?

 ある仕事で太陽光発電に関わることになった。

 その際、ミーティングでビックリしたのは用語を理解していない、もしくは間違って使ってる人が多いこと。太陽電池がそのまま交流送電網に繋がっているとかそういうレベルが普通。

 というわけで、新人が来るたびにコピペで渡す資料用にざっくり説明をメモ。


日射強度と日射量

 日射強度と日射量がごっちゃになっている人がとにかく多い印象がある。

 計算式で書くと

日射量(Wh/m^2) = 日射強度(W/m^2) × 時間(h)

 となる。
 単位を見れば明らかなように、日射強度は「ある瞬間の日射量」であり、日射量は「日射強度をある時間分累積した量」となる。

単位 意味
W/^2 ある瞬間の日射量
Wh/m^2 ある時間分の累積日射量

 太陽電池のスペックに書かれている理論発電量は日射強度を基に書かれているので、「ある瞬間の発電量」となることに注意が必要。


日照時間

 1日のうちで日射量が120W/m^2だった「時間」の量。

 単位は「時間」なので「h」になる。


発電量の単位

 発電量の単位で「W」と「Wh」がごっちゃになっているケースがある。

 これは前述の日射強度と日射量の関係と同じで、

単位 意味
W ある瞬間の発電量
Wh ある時間分の累積発電量

 となる。