No.243
【AWS】【RDS】MySQLからAuroraへの変更
Auroraにして高性能データベースエンジンを堪能しよう
最近はRDSを使う案件はほとんどAuroraを利用するようになってきた。
それに伴い、過去のシステムを移植する際にMySQLで構築したものをAuroraに変更する作業も増えてきた。
データーベースエンジンを切り替える方法は幾つかあるけど、とりあえず間違いが無く、すべてコンソールから操作できる方法をメモしておく。
RDSコンソールから作業する手順
まずMySQLインスタンスのスナップショットを作成するところから作業開始。
- MySQLインスタンスのsnapshotを作成する。
- 作成したsnapshotを選択し、「スナップショットの移行」を実行する。
- 「インスタンスの仕様」で「Aurora」を選択。スケールなどはお好みで。悩むなら一番小さい「db.t2.medium」にしておくのが吉。
- 作成したAuroraインスタンスが「利用可能」になるまでしばらく待つ。
これでAuroraインスタンスが稼働した。
エンドポイントが変更になるので、インスタンスの詳細からエンドポイントをメモしておこう。
その際、インスタンスのステータスが赤色で「インバウンド許可がありません」となっているはず。これはデフォルトのセキュリティグループが自動で割り当てられ、Auroraインスタンスへ接続できる他の環境(EC2)が存在しないから表示されている。
焦らず深呼吸して、MySQLインスタンスで利用していたセキュリティグループに変更してあげればOK。
- Auroraインスタンスの詳細画面から「DBインスタンスの変更」を開く。
- 「ネットワーク&セキュリティ」の「個のセキュリティグループ」をMySQLインスタンスで使用していたセキュリティグループに変更する。
- 画面最下部にある「すぐに適用」をチェックする。
- 修正を適用する。
これでAuroraインスタンスのステータスが緑色の「承認済」になる。これで完了。
※便宜上インスタンスと表記しているけど、実際にはAuroraはクラスターになる。