No.198
【AWS】【Route53】サブドメインだけAWSで管理する
親ドメインのDNS切り替え処理変更は無理? じゃあサブドメインだけこっちで管理するか
案件で良くあるのが、新機能をサブドメインでリリースするけどドメイン管理している情報にはこちらでアクセスできないケース。
サブドメインのサーバ環境などが流動的だったりするとすごく困る。AWSとかクラウド系の開発をしていると、サーバの情報が変わることはしょっちゅうあるので(ない方が良いけど)。
そんなときはサブドメインのDNSだけ管理を譲渡して貰おう。簡単だし。
以下、AWS環境での手順をメモ。
①Route53でHosted Zoneを作成
単純にサブドメインのHosted Zoneを作ってしまえばいい。
項目 | 内容 |
---|---|
Domain Name | サブドメイン |
Type | Public Hosted Zone |
②必要なレコードの登録
サブドメインのサーバの設定を行う。
項目 | 内容 |
---|---|
Name | サブドメインのサーバ名。一台構成で無ければ空白 |
Type | A-IPv4Address |
Value | IPアドレスだったり各環境のaliase |
2016/1からElasticBeanstalk環境もエイリアスで設定できるようになった。超便利。
AWS Elastic Beanstalk Adds Support for Amazon Route 53 Aliasing
ただし、環境名にregionのprefixがついていることが条件。
サブドメインのNSレコードを親ドメインのzoneファイルに追記
Route53を見るとサブドメインのNSレコードに4つ登録されているはず。
これを親ドメインを管理しているzoneファイルに追記すればOK。
zoneファイル中の追加場所はNSレコードなので注意。