No.242


【健康】痛風と関節リウマチの違い

痛風とリウマチ、両方とも痛いって聞くけど違いは?

 うちの母は軽い関節リウマチだ。叔母には痛風持ちがいる。

 二人とも関節が痛いと言ってたけど、子供の時に聞いたのでいまいち違いが分かっていなかった。

 というわけで調べてみた。
 病気でなってしまうのはともかく、生活習慣でなってしまわないように全力で注意しなくてはアカンと決心(ガクガクブルブル


痛風

 尿酸は水に溶けにくいため、体内に蓄積すると溶けきれなくなった尿酸が析出してしまう。温度は溶解する量に影響を与えるため、特に冷える身体の末端で析出しやすい。つまり指、特に足の指だ。

 析出して結晶になった尿酸は尿酸塩として関節に付着する。それを異物と認識した免疫細胞が攻撃することで炎症が発生。戦いで死んだ白血球の死骸もまた免疫細胞への刺激となってどんどん炎症が悪化していく。

 拡大した炎症は血管や神経にもダメージを与え、激烈な痛みを引き起こす。
 これが痛風だ。


関節リウマチ

 原因はまだはっきりしていないが、なんらかの生活習慣や病気などの刺激により、関節の免疫・栄養供給・関節液供給を行う滑膜が腫れていくことでこの病気は始まる。

 誤作動を起こした自分の免疫細胞が滑膜で戦いを開始し、炎症が始まる。炎症が慢性化すると、そこが戦いの場であると勘違いした免疫細胞がさらに戦いを行うために滑膜を増大させ始める、結果として関節内部で炎症が拡大していく。

 炎症が進むと攻撃は関節の軟骨や骨そのものにも向けられる。そのため、骨が物理的に破壊されていき、関節そのものが壊れてしまう。最終的には滑膜や軟骨を失った骨同士が癒着してしまい、関節が変形したまま動かなくなってしまう。

 この痛みや関節の変形をリウマチと呼ぶ。


シュウ酸カルシウム

 シュウ酸カルシウムは結石の原因で痛風やリウマチには関係ない。
 痛いのは同じだけど、知ったぶると恥をかくので間違えないようにご注意(自戒