No.55
【AWS】【RDS】AuroraをMulti-AZ構成に変更する
Single-AZ構成のAuroraをMulti-AZ構成に変更したい
速度もさることながら、堅牢な構成で定評のあるAurora。Single-AZ構成でも3つのAvailabilityZoneにそれぞれ2インスタンスずつ分散配置されるというのは驚きだ。
欠点は構造が再構築されるような深刻な障害が発生した場合、復旧までに10分弱掛かるということ。もちろん個人のサービスならデータが消えず、勝手に自動復旧するというだけで十分な能力なのだが、ECサイトなどではそうもいかない。イベントなどでアクセスが集中したりする時に障害が発生しようものなら10分が無限の時間に感じられること間違いない。
解決方法はMulti-AZ構成にすること。なんとタイムラグは数秒にまで縮まるのだ。フェイルオーバーがこの時間なら、サイト運営にはほぼ支障がないと考えられる。もちろんMulti-AZ構成にすることでその分AWSの利用料金は高くなるけど。
ところがこのMulti-AZ構成、最初にデーターベースを作成する時に選択することはできるのだが、「操作」項目でMulti-AZ構成に変更ができないのだ。しかも、その方法は検索してもなかなか見つからない。
というわけで、かなり嵌まったので解決方法を備忘録がてらメモしておく。
「Auroraレプリカ」を作成すればOK
解決方法は「Auroraレプリカ」を作成すること。レプリカをもとのデーターベースインスタンスと違うAvailabilityZoneに配置すればOKだ。
単純な方法だけど、なぜかAWSのマニュアルを検索しても見つけられなかった…
作業手順も簡単。
- Multi-AZ構成にしたいDBインスタンスを右クリック。
- メニューから「Auroraレプリカの作成」を選ぶ。
- 親インスタンスとは違うアベイラビリティゾーン(おそらくap-northeast-1c)に配置。
以上!
一覧や詳細の「Multi-AZ」項目が「2 Zones」になったら作業終了だ。