No.87
【EXCEL】便利な文字列操作関数
EXCELだけで文字列処理をしたい
文字の変換などはそれこそsedとかawkとか、perlやPHPなどプログラムで処理するのが早いと思う。実際、環境が許すなら自分はそうしてる。
ところが、仕事によっては一切ネットにアクセスすることも出来ないし、仮想サーバを動かすことも出来ず、手持ちのソフトだけでやりくりする羽目になることが往々にしてある。
今回はEXCELで文字列操作を行う羽目になったので、使った関数を備忘録がてらメモしておく。
SUBSTITUTE
文字列の置換を行う。
=SUBSTITUTE(文字列, 置換対象の文字列, 置換後の文字列)
例
=SUBSTITUTE("A12345G", "12345", "BCDEF") → ABCDEFG
ASC
文字列を半角文字に変換する。
全角カタカナと空白含む記号が影響を受ける。全角ひらがなはそのまま。
=ASC(文字列)
例
=ASC("スズキイチロウ") → スズキイチロウ
JIS
文字列を全角文字に変換する。
半角カタカナと空白含む記号が影響を受ける。
=JIS(文字列)
例
=JIS("スズキイチロウ") → スズキイチロウ
PHONETIC
文字列のフリガナを出力する。
フリガナはEXCELが自動でふってくれる。フリガナを変更したい場合は関数のあるセルではなく、元の文字列のあるセルで「ふりがなの編集」を行うことで変更できる。
よく使うのは全角ひらがなを全角カタカナに変換する手法として。ひらがなの読みなら間違うこともないから安心だし。
=PHONETIC(セル)
例
=PHONETIC("すずきいちろう") → スズキイチロウ
※厳密にはPHONETIC関数はセルしか対象にできない。本例では便宜上↑のように表記した。