No.267


【雑学】ビールの種類

ビールの特徴についての個人的メモ

 すごいざっくり。

下面発酵酵母 上面発酵酵母 自然発酵酵母
呼び名 ラガー エール
黄金色 琥珀色~黒色 酵母による
味の特徴 すっきり爽やか 芳醇な香りとコク 酵母による
主な種類 ピルスナー ペールエール、バイツェン、スタウト、ケルシュ ランビック
飲み頃の温度 低め。10℃以下 高め。10℃~15℃くらい

下面発酵

 低温(5℃くらい)で長い時間かけて発酵させる。工程が進むと酵母は沈殿していく。

 喉ごし、味共にスッキリさわやかでゴクゴクいける。日本でビールと言えばほとんどこれ。ドイツなどでは水代わりに飲まれている。

 「ラガー(Lager)」はドイツ語で「貯蔵」の意味。冬に仕舞い込まれて発酵させていたことから来ている。


上面発酵

 常温(20℃くらい)で短い時間で発酵させる。炭酸ガスが多いため工程が進むと酵母が浮いてくる。

 下面発酵に比べてコクや香りが強く、銘柄ごとの特徴が際立っている。特徴を出せるためか日本の地ビールはこいつが多い気がする。

 食べ物にあわせて好みの味をチョイスできるのが楽しい。

 ドイツの黒ビールもこれ。


自然発酵

 前述の二つは培養された酵母で作るが、天然酵母で造られているビールもある。

 天然酵母なのでその酵母独特の味わいを持つ

 現在、商業的に作られているのはベルギーのランビックだけのようだ。数年掛けて熟成させたその味は…超酸っぱいらしい! 見かけたら買ってみよう。