No.11


【仮想環境】VirtualBoxとVagrantで仮想サーバ

VirtualBoxとVagrantで仮想サーバを設置

 いつも忘れるので手順をメモ。


ローカルPCの仮想化支援機構の有効化

 仮想サーバの実現に仮想化支援機構(Virtualization Technology)を利用している。正確には64bitOSの仮想化に必要なのだけど、32bitを使うことは無いだろうから必須と考えていい。

 これはハードウェアの機能なので、BIOSを起動してメニューの中にある「VT-d」や「VT-x」をONにすること。


boxファイルのダウンロード

 最近は Bento プロジェクトが Packer でビルド済の box ファイルを配布してくれているのでかなり楽になった。

Bento プロジェクトの Github

 Pre-built BoxesからVirtualBox用の box ファイルをダウンロードする。今回はCentOS-7.2を選択。

 vagrant の box 追加時に自動的にダウンロードできるけど、なにかトラブルがあった場合にダウンロードし直しになるのであらかじめダウンロードしておくのが個人的にはオススメ。

 なお、CentOS7はx86_64しかないので注意。


VirtualBoxのインストール

VirtualBox ダウンロードページ

 リンクがいっぱいあってややこしいけど、Windowsの場合は下記をダウンロードすればOK。

VirtualBox 5.0.14 for Windows hosts → x86/amd64

 インストーラを実行すると本体の他にブリッジ関連のソフトなどもインストールされる。


Vagrantのインストール

Vagrant ダウンロードページ


Vagrantの設定

 Vagrantにboxを追加。

vagrant box add bento/centos-7.2 bento/opscode_centos-7.2_chef-provisionerless.box

 Vagrant用のディレクトリを作成して初期化。

mkdir vagrant_centos7.2_xxx
cd vagrant_centos7.2_xxx

vagrant init bento/centos-7.2

 Vagrantfile中のbox宣言が以下のようになっているか確認。

Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.box = "bento/centos-7.2"
end

 あとはvagrant upして、アカウントvagrant、パスワードvagrantでログインすればひとまず終了。rootのパスワードもvagrantなので、suして環境設定を始めよう。