No.499
【花粉症】私的な目鼻のケア方法
花粉症40年の漢の戦いの成果
このテキストの内容は筆者個人の感想である。
長きにわたる花粉症との戦いから得た経験則であり、専門的な知識に基づいて記載しているわけではないことにご注意いただきたい。
なお、一部内容が過去の投稿と重複しているが、そこはご勘弁願いたい。
使用する薬と価格帯
最近はやたら高額の点眼薬や点鼻薬の市販薬があるが、ある一定額を超えるとオプション成分が増えるだけで、あまり効き目は変わらないと感じる。
医者からもらった強い薬でも即効くわけでもないし、市販薬がそれより強いとは思えないしね。まあ、複数の成分が入っているので、猛獣に対する散弾銃のような効果はあると思うけど。
そういう高額の製品にはよく「成分最大濃度配合」という文字が躍っているが、安い商品でもたいていの場合有効成分は最大濃度で入っている。一番メジャーな有効成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩が0.03%以外の商品を探す方が大変だと思う(笑
個人的判断基準としては下記となる。
- 点眼薬で700円、点鼻薬で1000円くらいの価格
- 抗ヒスタミン成分が「クロルフェニラミンマレイン酸塩」以外にも入っている(クロモグリク酸ナトリウムなど)
自分の花粉症のひどさは特筆ものだが、ケアと併用すればこれで充分最盛期も乗り切ることができている。
なお、飲み薬は下記を参照のこと。
関連: 私的抗ヒスタミン薬ランキング
目のケア
大事なのは炎症成分を洗い流すことである。これを怠るといくら目薬をさしても意味がない。
- よく水で目を洗う。目脂は残らず洗い流す。
- 目薬をさし、ゆっくり瞬きを行って薬を行き渡らせる。
- 上を向いてしばらくじっとしている。
なお、目の腫れが取れずにかゆみが続く場合は鎮痛剤が効果的。抗炎症のスペシャリストに任せるのがよい。
自分はアセトアミノフェン系を使用しているが、イブプロフェン系でもじゅうぶん効く。なぜかロキソプロフェン系は花粉症の炎症には効きづらい気がする。
鼻のケア
大事なのは、なるべく血管収縮剤に頼らず鼻を通すことだ。とにかく通して呼吸を確保しないと、酸欠でぶっ倒れそうになる。
- 鼻うがいをする。CMのように左右や喉に無理矢理通さなくてもよい。鼻の穴に水を入れて湿らせれば充分だ。
- よく鼻をかんで中味を出す。
- 点鼻薬を吸入する。吸い込んだら呼吸をゆっくりにして、しっかり鼻腔内に行き渡らせるようにする。
- 上を向いてしばらくじっとしている。
なお、ナファゾリン塩酸塩に代表される血管収縮剤、効き目は強くて効果抜群なのだが、くれぐれも用量用法は守って使って欲しい。使いすぎると血行不全から薬剤性鼻炎を発症してしまう恐れがあるので。
また、鼻づまりには鎮痛剤は効き目が感じられなかった。
熱・疲労感への対処法
何もしていないのにだるさが続くなど体験したことがあるだろう。
それは花粉症による体内の炎症・発熱が原因の可能性がある。
そういう場合は鎮痛剤が効果的。
自分はアセトアミノフェン系を使用しているが、イブプロフェン系でもじゅうぶん効く。ロキソプロフェン系はあまり効果が感じられ得ない。
目と鼻をケアして鎮痛剤を飲んだら、布団で目を閉じて休んでよう。