No.489
【自炊】ScanSnap S1500 のローラー交換【ScanSnap】
ローラーを交換して末永くお付き合いしよう
ScanSnap S1500 を購入してからもう10年以上。
長らく活躍してきてくれた本機だけど、ついに去年、寿命が尽きたかと思う不具合が発生した。
そう、本機種の宿命的な弱点、用紙送りローラーのゴムの劣化である。
自分の場合は劣化が急で、ゴムがベトベトになるどころか、ほとんどが樹液のように下に流れてしまった。もうビックリしたのなんの…
当然メーカー修理などは終わっているので、直すなら自力となる。
幸い、有識者達が分解しないで直す方法を編み出してくれているので、そちらを参考に自力で修理した結果、まったく問題ない状態にできた。
劣化した ScanSnap S1500 のローラーを交換して完全復活
以下、有識者達に感謝しつつ、掃除と交換方法のメモ。
用意するもの
- シリコンチューブ
内径6mm、外径12mm、長さ22mmを4個。縦に切れ目を入れること。
自分で用意するのが面倒くさい人は、オークションなどで加工済みのものを売っている人がいる。それを使ってしまおう。
ヤフオク 「ScanSnap S1500」での検索結果 - 綿棒
汚れを少しずつ取るために大量に必要となる。
太さは一般的な物でよい。汚れが硬いので、細い軸の製品はおそらく不可。 - 無水アルコール
汚れを綺麗に拭き取るために必要となる。
薬局で売っている。
掃除。交換方法
- 乾いた綿棒でローラー軸から少しずつ汚れを拭き取る。
欲張って多く取ろうとすると他の場所が汚れるので、すこしずつが良い。 - ScanSnapを電源に繋ぎ、スキャンボタンを押してローラーを少し回す。
- 見えてる範囲を掃除したらまたボタンを押して少し回す。
- 汚れが概ね取れるまで上記を繰り返す。
- 乾いた綿棒でローラーのくぼみから溜まった汚れを掻き出す。
見えない部分なので、綿棒を突っ込んでぐりぐりをひたすら繰り返す。 - 無水アルコールに浸した綿棒でローラー軸の汚れを徹底的に落とす。
- ScanSnapを電源に繋ぎ、スキャンボタンを押してローラーを少し回す。
- 見えてる範囲を掃除したらまたボタンを押して少し回す。
- 汚れが完全に取れるまで上記を繰り返す。
ここまできたらローラーを交換する。
用紙送りローラーを交換したら、あわせて周囲を掃除する必要がある。
自分の場合は、用紙送りローラーと対になるガイドローラー、スキャナのガラス面にもベトベトが付着してしまっていた。
ガイドローラーは指でクルクル回しながら、無水アルコールをつけた綿棒でこすれば掃除できる。
スキャナのガラス面も同様に掃除可能だが、個人的にはキムワイプに無水アルコールをつけて拭くのが楽だと思う。面積が広いし、綿棒だと吹き残しが出るので。