No.400


【CentOS 6】サポート終了後でもyumを使いたい

CentOS 6 リポジトリへのアクセスができなくなってしまった…

 2020/11/30をもって CentOS 6 のサポートが終了した。その結果、CentOS 6 の公式リポジトリが閉じてしまった。インストールもアップデートも行えない。

 さて、では CentOS 7 や 8(終わっちゃうけど)、CentOS Stream にすぐに移行できるか? というとそういうわけでもない。
 過去の資産の中には CentOS 6 で動くことが前提のものもたくさんあったりして、お客さんの予算がおりなければ、Cent OS 6 で動かし続けるしかないこともあるからだ。

 もちろんセキュリティ的にはアレだけど、お客さんの都合もある。なんとか設定してみよう。


設定方法

 vault.centos.orgにて旧OSのパッケージが公開されている。これをyumが読めるようにしてあげれば良い。

 具体的にはCentOS-BaseリポジトリのURLを変更してあげよう。
 ファイルは/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repoだ。

 viで変更してもいいし、sedで変更してもOK。

  1. mirrorlist=xxxの行をすべてコメントアウトする。
  2. mirror.centos.orgをすべてvault.centos.orgに変更する。