No.175


【宇宙】39光年先の恒星の生命居住可能領域に3つの惑星発見(2017/2/23)

39光年先の恒星TRAPPIST-1のハビタブルゾーンに惑星が3つ存在することが確認

 2017年2月23日にNASAが驚くべき発表を行うと予告した。
 これまでの「驚くべき発表」は「ヒ素を取り込むDNAを持つ細菌」「エウロパに水が存在」など指向性がバラバラだったのだが、今回はリーク情報などもあり早くから太陽系外惑星に関する話題だろうと言われていた。

 その内容は宇宙人からの信号、ではなくハビタブルゾーンに大量に惑星が見つかったというものだった。

 系外惑星が発見されたのは、39光年先のTRAPPIST-1という赤色矮星。
 太陽質量の0.08%ということはギリギリ赤色矮星の下限であり、表面温度が6000℃近い太陽に対して約2600℃、大きさも太陽の約10分の1と極めて小型の恒星だ。

Wikipedia TRAPPIST-1

 系にある惑星はみな地球型惑星で現在7個発見されている。
 惑星は太陽系で考えると凄い近距離を回っていて、一番近い惑星は地球軌道の100分の1、一番遠い惑星でも10分の1に満たない。まあ、重力が小さいからしょうがない。

 そのうちハビタブルゾーンに属している惑星は3つ。すべて地球型惑星だ。  熱量が低いということはハビタブルゾーンも近距離にあり、ゾーン内の惑星の恒星からの距離はそれぞれ地球軌道の100分の2.5~4.5といった値となっている。  これだけ恒星に近いと熱以外の恒星風とかのファクターもあるとは思うけど、それにしてもわずか39光年先というのは魅力的だ。 なにせ観測しやすいからね。

 続報があることに期待しよう!