No.159
【出版】発行と販売が違う会社の書籍
ある会社が出版した書籍を別の会社が販売する場合について
ISBNコード
日本図書コード管理センターのQ&Aに海外の出版社の本を日本で販売するケースとして以下の記述がある。
質問3)海外の出版社と共同出版の写真集を販売する予定です。日本国内で流通するためのISBNコードは誰が付与するのでしょうか。
回答3)共同出版物に対するISBNコードについて、ISBN規準は、「その相手先が国内外の出版者であるか否かを問わず、流通責任のある出版者によって付与される。またその際、共同出版者の各々が発行するISBNコードを各自の出版者名と共に奥付に併記することは妨げない。しかしながら、書籍の最も外側(表紙あるいはカバー)に表示するバーコードを伴うISBNコードは、流通責任のある出版者が付与する1コードのみとする」としています。
これは、あくまでも共同出版物に関する規準であり、単なる輸入書籍にまで適用されるものではありません。
つまり、書籍のISBNコードは販売する会社の発行したコードになる。
表記の仕方
表記の仕方は各サイトバラバラで下記のように表記が揺れている。
作成した会社:出版社
発売した会社:発売元
作成した会社:発行元
発売した会社:発売所
作成した会社:発行所
発売した会社:発売元
埒があかないので国会図書館で作成と販売が別の会社の書籍のデータを見てみた。国会図書館なら整理されてるはずだ。
作成した会社:株式会社PHPエディターズグループ
発売した会社:株式会社PHP研究所
↓
出版社 株式会社PHPエディターズグループ
作成した会社:琉球プロジェクト
発売した会社:新星出版
↓
出版社 新星出版
出版社 琉球プロジェクト
…バラバラですやん…
とりあえずは「作成した会社」を「出版社」として登録しておく、ということだけは確実そうだ。