No.117


【漢方】薬用養命酒と幸健生彩の違い

養命酒のタブレット版が出た?

 手軽に滋養強壮効果を得られる漢方薬と言えば薬用養命酒が有名だろう。

 ただ、養命酒はアルコール度数14度というワイン並みに強いお酒なので、日中の服用や、アルコールに弱い人間には利用が難しいという欠点もあった。

 そういう声を受けてか、養命酒製造から幸健生彩という商品が出た。この製品はタブレットでアルコールも含まないため、手軽に誰でもどこでも服用できる商品として絶賛アピールされている。

 とはいえ、気になるのはクスリとして役に立つかどうかだ。これ大事。

 とりあえず各商品の成分を比較してみよう。


薬用養命酒の生薬
幸健生彩の生薬

薬用養命酒 成分一覧
幸健生彩 成分一覧

生薬・薬効成分 薬用養命酒(1日分60mll中) 幸健生彩(1日分4錠中)
淫羊藿(インヨウカク) 114mg
鬱金(ウコン) 36mg
桂皮(ケイヒ) 270mg 12.5mg
紅花(コウカ) 12mg
地黄(ジオウ) 60mg
芍薬(シャクヤク) 60mg 34.3mg
丁子(チョウジ) 24mg
杜仲(トチュウ) 18mg
肉蓯蓉(ニクジュヨウ) 48mg
人参(ニンジン) 60mg 170mg
防風(ボウフウ) 96mg
益母草(ヤクモソウ) 48mg
烏樟(ウショウ) 594mg
反鼻(ハンピ) 12mg
生姜(ショウキョウ) 22.2mg
甘草(カンゾウ) 25mg
大棗(タイソウ) 80mg
タウリン 300mg
ニコチン酸アミド 20mg
酢酸d-α-トコフェロール(ビタミンE) 10mg
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 10mg
リボフラビン(ビタミンB2) 3.9mg

 製品ごとに抽出方法が違うかもしれないので厳密な比較にはならないかもしれないが、参考程度にはなるだろう。(同じ生薬でもホームページでの表記名が違うので原料が違う可能性がある)