No.15
【ビデオカメラ】4Kビデオでの撮影
4Kビデオカメラで動画から静止画を切り出す
4Kビデオカメラの登場により、動画から静止画を切り出すのが現実的になってきたと聞いたので調査してみた。
結論から言うと、画質としては問題さそうだが、ワイド画像(19:9)なので縦方向のサイズに不安がある。350dpi換算のサイズは278×156mm。B5の縦は257mm。
なお、1日6時間撮影する想定でのコストはバッテリーやメモリカード込みで12万円弱くらい。
■画質
画質は問題なさげ。
メーカーも動画からの静止画切り出しを売りにしている。
Panasonic ページ中央くらいの 4K PHOTO を参照
■解像度
4Kビデオカメラは800万画素で解像度は3840×2160ピクセルとなる。 これを印刷用カラーデータの標準の350dpiに換算すると、
278×156mm
となる。16:9の写真なので横方向は十分だけど縦方向が足りなくなる。
カメラだと4:3なのでそこまで厳しくない。この点はビデオカメラカメラのデメリットか。
用紙 | サイズ |
---|---|
B5 | 182×257mm |
A5 | 148×210mm |
B6 | 128×182mm |
参考までに、ひと世代前のフルハイビジョンはちょうど半分の200万画素で解像度は1920×1080ピクセル。350dpiに換算すると、
139×78mm
となりかなり不足を感じる。
■撮影コマ数
4Kビデオカメラの標準は1秒30コマ。フルハイビジョンは60コマなのでこの点はデメリットになる。
4Kビデオカメラで60コマ撮れる機械はプロ向けの製品となる。現在出始めで、メモリカードの速度を凌駕しているために各社独自の工夫が行われているようだ。(SDカードに並列書き込みなど)
ただし、秒30コマでもそこそこ速い動きも撮れる(振り回している武器の先端などはぶれると思うが)。デジカメの連射映像などで確かめてみるのがよさそう。
■本体、周辺機器情報
※2016/2現在
・本体
4Kビデオカメラで余計な機能のついていない物は80,000円くらい。
以下の内容はこの機種を基準にしている。
・バッテリー
バッテリーは公称で約100分持つとのこと。こちらは一個8,000円くらい。
・メモリ
内蔵は64GB。最高画質(MP4、3840×2160)で約1時間50分。おおよそバッテリーと同じくらい。
高速で記録を行う必要があるため、SDスピードクラスがCLASS10以上準拠のカードが必須となる。
SDXC、SDHC、SDカードが使えるが容量からいってSDXCカードになる。
カード種類 | 最大容量 |
---|---|
SD | ~2GB |
SDHC | 4~32GB |
SDXC | 64GB~ |
価格は64GBで3,000円~4,500円くらい。転送速度が速いカードの方が安心は出来そう。現在は128GBは価格が倍と考えてOK。
3,000円 Transcend SDXCカード 64GB Class10対応
4,500円 Transcend SDXCカード 64GB Class10 UHS-I U3対応(現状の最速規格)